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2007.12.16 (Sun)

『神隠し譚』

[編者]小松和彦
[著者]松谷みよ子 平岩弓枝 高橋克彦 水木しげる 菊地秀行
   都筑道夫 三橋一夫 石井睦美 泉鏡花 杉浦日向子
   長尾誠夫 江戸川乱歩 柳田国男
[出版社]桜桃書房
[初版発行]2001年9月20日

[感想等]
 「神隠し」を題材にした作品を集めたアンソロジー。
 収録作品には、柳田国男の著作『山の人生』はもちろんだが、
幻想小説の『龍澤譚』(泉鏡花)や推理小説の『お勢登場』(江戸川乱歩)
といった名作や、『水泡』(菊地秀行)や『星の塔』(高橋克彦)などの、
SF的な現代作品、時代小説の『神かくし』(平岩弓枝)、
他の様々な文学作品だけでなく、『丸い輪の世界』(水木しげる)や
『神隠し二話』(杉浦日向子)といったマンガ作品までも収録している。

 どの作品も「神隠し」の様々な姿や解釈などを表現していて、
様々な味わいがあり、楽しめるアンソロジーであった。
 特に、民話的な味わいのある『神かくし』(松谷みよ子)や
柳田国男が登場する『早池峰山の異人』(長尾誠夫)が
私には面白く感じられたし、文学作品だけでなく、
マンガが含まれている点も、なかなか良いと思った。

 が、何よりも、著者の解説にあった、神隠しという形の失踪が、
現実の生活における様々な悩みを抱えた人間に対して、
希望の世界へにのいざないや一種の逃避の役割を果たしていたり、
解決できない殺人などの事件を隠し、隠された人々を諦めようとする
残された人々の解釈のひとつであるという指摘が興味深かったかもしれない。


神隠し譚

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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想

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