05月≪ 2017年06月 ≫07月

123456789101112131415161718192021222324252627282930
--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
EDIT  |  --:-- |  スポンサー広告  | Top↑
2007.12.23 (Sun)

『花の下にて春死なむ』

[著者]北森鴻
[出版社]講談社
[初版発行]1998年11月15日

[感想等]
 ビアバー「香菜里屋」のマスター・工藤哲也が店に訪れる常連客の
様々な事件や謎をさりげなく解いていく、連作短編集。
 『花の下にて春死なむ』、『家族写真』、『終の棲み家』、
『殺人者の赤い手』、『七皿は多すぎる』、『魚の交わり』の6編を収録。

 表題作『花の下にて春死なむ』は孤独死した俳人・片岡草魚の部屋で
季節はずれの桜が咲いていたことの謎解きを、俳人仲間・飯島七緒による
偽名を使っていた草魚の過去の探索を絡ませていて、なかなか面白かった。

 また、最終話の『魚の交わり』ではまた草魚の過去が関わるし、
その他の短編の主人公たちも他の短編の脇役として顔を出すなど、
なかなか凝ったつくりの連作集だが、どれも気楽に読めた。
 そして、様々な人間の様々な人生や過去やトラブルを、
鮮やかに解き明かすマスターの洞察力はもちろんだが、
彼のさりげない優しさや心遣いが心に残り、こんなバーが
実際に身近にあったら良いなと感じさせられた。


花の下にて春死なむ


スポンサーサイト

テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ミステリ 北森鴻

EDIT  |  14:26 |  なかなか良いと思った本(☆4つ)  | TB(0)  | CM(0) | Top↑

コメントを投稿する

URL
COMMENT
PASS  編集・削除に必要
SECRET  管理者だけにコメントを表示
 

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック

 | HOME | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。