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2008.01.05 (Sat)

『読み違え源氏物語』

[著者]清水義範
[出版社]文藝春秋
[初版発行]2005年1月10日

[感想等]
 『源氏物語』から8人の女性を選んで、原作の意図を生かしながら、
別の作品にした短編集。
 『夕顔殺人事件(夕顔)』『かの御方の日記(葵の上)』
『プライド(六条御息所)』『愛の魔窟(朧月夜)』
『ローズバット(末摘花)』『うぬぼれ老女(源典侍)』
『最も愚かで幸せな后の話(藤壺)』『ムラサキ(紫の上)』を収録。

 原作の夕顔の死を殺人事件として扱い、六条御息所が犯人という
一般的な解釈ではなく、夕顔は生きているという新説を言い出す
友人・千原章太郎と「私」の問答を描く、『夕顔殺人事件』が
一番面白く感じた。意外な一人二役などの解釈には驚かされた。

 もっと異色なのは、1950年代のアメリカに繰り広げられる、
ジョン(源氏)とキャシー(末摘花)のドラマ『ローズバット(末摘花)』。
 昔のアメリカの青春ドラマか恋愛映画ではないかと思うことが出来たら、
『源氏物語』を知らなくてもそれなりに楽しめるような感じがしたが、
ちょっと突飛すぎると感じるかもしれない。

 『かの御方の日記(葵の上)』『うぬぼれ老女(源典侍)』は、
女主人公の回想録風の、『源氏物語』を解釈したような物語だし、
『最も愚かで幸せな后の話(藤壺)』は大人の童話風で、
『プライド(六条御息所)』は現代の映画界の女優の話、
『愛の魔窟(朧月夜)』は現代の会社での勢力争い的な話になり、
平凡でいまひとつという感じがしたのが、残念である。


読み違え源氏物語


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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 清水義範

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