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2008.01.19 (Sat)

『聖なる黒夜』(上・下)

[著者]柴田よしき
[出版社]角川書店 角川文庫
[初版発行]平成18年10月25日

[感想等]
 春日組大幹部の大幹部・韮崎誠一が殺された。容疑者の一人は
警視庁捜査一課の麻生龍太郎と過去に事件で関わったことのある、
山内練であった。気弱なインテリ青年だった練は、強姦未遂の罪で
服役した後、更生できずに死のうとしたところを韮崎に救われ、
彼の愛人となっていたのだった・・・。
 果たして、韮崎を殺したのは誰か?そして、その探求の中で、
思いがけなくも明らかになる、練の過去の事件での龍太郎の過ちとは?
 そして、龍太郎の過去・現在の愛の真実とは?

 暴力団絡みの殺人事件に取り組む警察の動向と、過去の練の物語が
変わる換わる現れて進んでいく形式に最初は戸惑ったのだが、
登場人物の魅力や意外な展開に、次第に話に引き込まれていった。

 韮崎誠一が殺されるに至った過去の彼の罪や、練の壮絶な過去、
犯人を暴く側の警察官達の様々な人間関係や仕事上の軋轢など、
暗い色調の物語が続くし、同性愛に関して免疫がない人には、
かなり辛い話かもしれない。
 が、麻生や練の葛藤や、明らかになっていく様々な事柄に、
真実味があり、重さがあるように私には感じられ、
ミステリとしてだけでなく、恋愛小説としても味わいが深く思えた。

 なお、この作品の登場人物、山内練や麻生龍太郎の登場する
著者の別作品があるそうなのだが、それらを知らなくても
充分楽しめる作品だし、知っている人にはもっと面白いのかもしれない。


聖なる黒夜(上)聖なる黒夜(下)

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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ミステリ 柴田よしき

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