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2008.01.27 (Sun)

『新帝都物語 維新国生み篇』

[著者]荒俣宏
[出版社]角川書店
[初版発行]平成19年6月30日

[感想等]
 幕末。陸奥国慧日寺にひっそりと隠されていた秘宝「瑠璃尺」が、
加藤重兵衛という不気味な旗本に奪われた。
 平田篤胤の娘・おちょうや 婿養子・平田銕胤らの平田学派の人々が、
その尺を取り戻すため東北へと行き、そこで出会った土方歳三らと、
日本を滅ぼし怨霊の王国を築こうとする加藤の野望を防ごうと奮闘する。

 「瑠璃尺」は平将門が三女の女蔵尼に持たせた物差であり、
新政府軍の乾退助(板垣退助)により接収され、その後加藤に奪われるのだが、
その物差が国の設立に大きく関わるものであるというのは興味を持てたが、
算術的な記述が多くて、理数系に弱い私には少々辛い話であった。

 が、土方歳三や榎本武揚らが立て籠もる五稜郭へ加藤の操る魔物が出没し、
戦うというエピソードなど良かったし、実際の維新史に関わる部分などは
なかなか面白かった。
 特に、良く判っていない土方の死を上手く取り入れている点など、
土方の人間像や巡る物語部分がとても興味深く感じられたので、
もう少し、土方の活躍を見たいような気がさせられたのは良かった。

 なお、『帝都幻談』(ていとげんだん)という著者の作品が
この作品の前の時代を扱い、遠山景元や平田篤胤と加藤重兵衛の戦いを
描いているらしいのだが、前作を読んだ方が、この作品の理解も
しやすいのかもしれない。


新帝都物語 維新国生み篇

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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 歴史 荒俣宏

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