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2008.02.03 (Sun)

『遠まわりする雛』

[著者]米澤穂信
[出版社]角川書店
[初版発行]2007年10月5日

[感想等]
 神山高校の古典部部員達が日常の謎を解決していく、古典部シリーズの第4弾。
 高校入学から約一年間の出来事が、古典部部員である「省エネ」主義者の
名(迷?)探偵・折木奉太郎の語りによって進んでいく、全7編の連作短編集。

 扱われる謎は高校生活や日常の小さな疑問という類のもので、
奉太郎が答えを導き出す過程などは、それ程大層なものではない。
 が、高校や古典部部員がらみの小さな事件の謎を解く羽目になって、
次第に苦手だった千反田えるとの関係が変化していったりして、
奉太郎が成長していくのを感じられるのが、連作としての良さであり、
高校生活を描いた青春ドラマとしては、ほっとするような、嫌な後味のない
作品ばかりである。

 全7編のうち、やはり、ラストの2作品、バレンタインをテーマにした
古典部内の出来事を描いた『手作りチョコレート事件』や
千反田えるの地元での祭りに奉太郎が関わる『遠まわりする雛』が
非常に面白く、古典部内にこれから恋愛関係の出来事も増えそうな、
期待を感じさせる点が良かったと思った。

 また、事件を解決するのではないが、放課後に教頭先生が校内放送で
述べた内容を取り上げて、あれこれと推理を膨らましていく、
『心当たりのある者は』も、オチも効いていて、とても面白かった。

 なお、私はシリーズ前作の『クドリャフカの順番』だけを読んでいて、
他の2作は未読であるが、充分に楽しめた。おそらく前3作を未読でも、
楽しめるのではないだろうか、爽やかな学園ドラマが好きならば・・・。


遠まわりする雛


<My Blog関連記事>『クドリャフカの順番 「十文字」事件』

  
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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ミステリ 米澤穂信

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