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2008.02.09 (Sat)

『女教皇ヨハンナ』(上・下)

[著者]ドナ・W.クロス
[訳者]阪田由美子
[出版社]草思社
[初版発行]2005年10月20日

[感想等]
 歴史から抹消され、伝説だけが残った9世紀の男装の女教皇ヨハンナの
生涯を描く歴史ロマンス。
 知識欲から、死んだ兄の代わりに修道院に入った女性・ヨハンナが
得た知識を武器に教皇まで上り詰めていく姿と共に、彼女を理解する
青年貴族ゲロルドを愛し、その愛のために命を失うまでを描いている。

 かなりスキャンダラスな伝承の残る女教皇の話を、知識欲にあふれた
賢い女性の挑戦の物語として描いている点に、まず驚いた。
 また、彼女を理解する青年との愛も、露骨ではなく、純愛的で
上質なロマンス小説といった趣もあるのだが、当時のキリスト教界の
勢力争いなどや社会情勢は歴史的にきちんと考証されて書かれている。
 ヨハンナの人物像だけでなく、男性至上主義のヨハンナの父や、
征服民出身である母、妹に理解を示す長兄や勉強の嫌いな次兄といった
彼女の家族や彼女の出会う人々の人物像も良く描かれていると思った。

 しかし、その反面、あまりにもヨハンナは現代女性的過ぎるという
欠点がないわけではない。が、依然ある男社会の壁を感じている女性には、
痛快であり、励みになる作品ではないだろうか。


女教皇ヨハンナ (上)女教皇ヨハンナ (下)

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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 歴史 ドナ・W.クロス

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