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2008.02.10 (Sun)

『失踪症候群』

[著者]貫井徳郎
[出版社]双葉社 双葉文庫
[初版発行]1998年3月15日

[感想等]
 警視庁人事二課の環敬吾が率いる影の特殊工作チーム。
 所属する私立探偵・原田、托鉢僧・武藤、肉体労働者・倉持が
若者の失踪事件の調査を始めたところ、音楽バンドや麻薬に絡む、
事件と結びつき、失踪の意外な真相が明らかになってくる。

 失踪者リストからの共通点を見つけ出し、元警官の原田達が、
失踪者の行方と失踪のからくりにたどり着いていくのも面白いのだが、
音楽バンドのメンバーと麻薬の問題や原田の娘・真梨子の自殺も
事件に絡んできて、物語が単なる失踪事件の解明ではない点が
とても良く出来ていて、面白い作品になっていると思った。

 暴力の描写も多くもあり、警察官だった原田が私立探偵になり
ギクシャクしていた娘との関係や、若者たちの失踪のいきさつ、
暴力的な音楽バンドの人間関係の真実など、かなり重たい内容を
描いた物語なのだが、読み応えを感じさせられた。
 また、現代らしい、若者たちの無軌道な姿や自己中心的な生き方
などを鋭く指摘している点も痛烈である。

 なお、この作品は『症候群』三部作の第1弾らしく、
他に『殺人症候群』『誘拐症候群』と言う作品があり、
この作品の影の特殊工作チームの面々が活躍するらしいのだが、
他も読んでみたくなった。


失踪症候群


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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ミステリ 貫井徳郎

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