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2008.02.16 (Sat)

『幼年期の終わり』

[著者]アーサー・C・クラーク
[訳者]池田真紀子
[出版社]光文社 光文社古典新訳文庫
[初版発行]2007年11月20日

[感想等]
 地球上空に突如として現れた、巨大な宇宙船。オーヴァーロード(最高君主)と
呼ばれるようになる異星人の来訪であった。彼らは姿を見せずに、人類を統治し、
地球は平和で理想的な社会へと進化していくが・・・。

 1953年に発表されたこの作品は「古典」として文庫に収録されているが、
描かれている内容は古びてはいない。

 実は、初めて本書を読んだのだが、当初は、異星人が姿を隠していることに、
興味を感じつつ、その理由や、彼らが地球人に何を求めているのかが気になり、
国連総長・ストルムグレンが異星人地球総督・カレランの隠していることを
暴くミステリ的なSF小説なのかと思っていた。
 
 しかし、国連総長がカレランの姿を見ることなく引退してしまい、
単に、異星人の目的や正体を知るだけの話ではないことが次第に判り、
最後の驚くような幕切れは、かなりショッキングに感じた。

 もしも、今の世の中がこの小説のように進んでいるのなら?
人間の進化とは?など、様々な深い考察をさせる物語であり、
まだ、今の現実ではこの小説のような理想社会が成立していないのは
良いのかもしれないという恐ろしいことまで感じてしまうかもしれない。
 個人的には、この小説のような、宗教や人種の差別の無いような、
理想社会の実現を望みたいと思っているのだが・・・。

 なお、この翻訳版の第一部は1990年に書き改められたものだそうで、
1953年発表当時の米ソ冷戦の影響はなくなっているそうである。
 もし、以前の翻訳を読んでいたら、読み直してみるといいかもしれないし、
私の場合は、旧作も併せ読んでみたい気がした。


幼年期の終わり

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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 SF アーサー・C・クラーク

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