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2008.03.08 (Sat)

『1950年のバックトス』

[著者]北村薫
[出版社]新潮社
[初版発行]2005年1月10日

[感想等]
 ぞっとするホラー話、ノスタルジックな話、心温まる話、可笑しい話など、
様々な人生の時間を彩るような、23の短編を収録した作品。

 23の短編中には好みに合わなかったり、いまひとつと感じる作品もあったが、
1人の著者の作品集なのに、様々な味わいを楽しめる点が何よりも良かった。

 特に、表題作『1950年のバックトス』は少年野球の試合に出る息子を見守る母親が、
試合を見に来た義母の秘められた過去を知る話で、老女の意外な青春話の面白さと
ラストの出来事に涙しそうになり、一番心に残った作品である。

 また、子供の頃の気分をたった一人で味わうことが出来るテーマパーク的空間
を作り出すという『昔町』の設定の面白さや昔懐かしい雰囲気も良かったし、
万華鏡愛好家の女性が作家を訪ねてくるという著者の楽屋裏的な物話が、
意外な展開を見せ、不可思議な話になる『万華鏡』も面白かったし、
駄洒落が口癖の女主人公と息子や夫や周囲の人々との日常を描いた『洒落小町』も、
ほのぼのとしていて楽しめたし、ホラーの『百物語』『包丁』のような作品には
充分にぞっとさせられた。


1950年のバックトス

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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 短編 北村薫

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