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2008.05.04 (Sun)

『毒草師』

[著者]高田崇史
[出版社]幻冬舎
[初版発行]2007年4月25日

[感想等]
 QEDシリーズでお馴染みの毒草師・御名形史紋(みなかたしもん)が
探偵役として、東京の旧家・鬼田山家の密室で起こった不可解な失踪と
毒殺事件を解決する。
 鬼田山家では先々代当主・俊春が一つ目の子山羊を殺して以来、
「一つ目の鬼を見た」と言い残し、内側から鍵をかけて離れに閉じこもり、
そのまま姿を消してしまう事件が続いていた。
 そして、ついには長男・柊也が、自室で何者かに毒殺されてしまう。
 警察の捜査が行き詰ってしまったその事件の話を、隣人の西田から聞き、
御名形史紋(みなかたしもん)が『伊勢物語』になぞらえ、解決へと導く。

 QEDシリーズの不気味な毒草師・御名形史紋が登場するのだが、
多分、QEDシリーズを知らなくても、充分理解できる作品だと思う。
 その反面、シリーズの登場人物も活躍することを期待するような
QEDシリーズのファンには少々期待ハズレかもしれない。
 しかし、QEDシリーズ同様、実際の事件を暗示するような作品、
古典『伊勢物語』の解釈があるので、私は不満は感じなかった。
 そして、何よりも、主役の青年・西田の人の良いキャラクターに、
毒草師・御名形史紋も単に嫌味な奴ではない面を見せてくれるし、
まずまず楽しめた。

 が、離れを密室にしたり、複雑な家族関係が事件の鍵を握ったり、
やたら消息不明者が出たりといった、今時こんな事件が?とか、
主要な登場人物が他の人間に成りすますなどのアンフェアではないか
と思わせるミステリ設定は、いまひとつに感じられたのが惜しい。


毒草師


<My Blog関連記事>『QED~flumen~ 九段坂の春』

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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ミステリ 高田崇史

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