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2008.05.10 (Sat)

『元禄一刀流 池波正太郎初文庫化作品集』

[著者]池波正太郎
[編者]細谷正充
[出版社]双葉社 双葉文庫
[初版発行]2007年5月20日

[感想等]
 池波正太郎の初文庫化作品を7編を集めた短編集。
 表題作『元禄一刀流』は、江戸の一刀流・堀内道場の堀内源太左衛門が
自分の愛弟子達である、浅野内匠頭の家来・堀部安兵衛と奥田孫太夫と
吉良上野介の中小姓・清水一学の敵味方に分かれた彼らを思う「忠臣蔵外伝」。
 その他に『上泉伊勢守』、『幕末随一の剣客・男谷精一郎』、『兎の印篭』、
『賢君の苦渋』、『かたき討ち』、『奇人・子松源八』を収録。

 中でも一番面白かったのは、やはり『元禄一刀流』であろう。
 堀内源太左衛門は吉良上野介の側の清水一学が苦労して身を立たことを知り、
若く死んでいった彼を惜しむだけではなく、互いが仲が良かったことで、
もう一方の浅野の家来・奥田孫太夫の思いをも察することが出来る人物である。
 そして、奥田孫太夫らのあだ討ち本懐を喜ぶよりも、切腹したことを
悲しむという、人間らしい姿を見せる点が良く、心に残る作品になっている。

 その他の作品もなかなか面白い作品ばかりで楽しめたが、特に、
敵討ちから逃げる男が、追っ手の持ちものである兎の印篭に怯えるという
『兎の印篭』のユーモラスでもありペーソスを感じさせるオチが良かったし、
汚職事件の巻き添えになり、松江城下から追い出された人の良い武士を描いた
『奇人・子松源八』のほのぼのとした感じが気に入った。


元禄一刀流 池波正太郎初文庫化作品集

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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 歴史 池波正太郎

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