08月≪ 2017年09月 ≫10月

123456789101112131415161718192021222324252627282930
--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
EDIT  |  --:-- |  スポンサー広告  | Top↑
2008.05.17 (Sat)

『法廷戦術』

[著者]姉小路祐
[出版社]実業之日本社 ジョイ・ノベルス
[初版発行]2002年11月25日

[感想等]
 法廷などを舞台に、法曹人や一般市民が様々な戦術を使う
司法や法律での戦いを描いた短編ミステリ作品集。
 収録作品は『審判は終わっていない』、『隠された法廷戦術』、
『臨終結婚』、『完全有罪』、『白と黒の殺人』、『閑古鳥のたくらみ』。

 法廷の争いの中での不審な判決に疑問を感じることも、
法を上手く掻い潜るような犯罪が行われる可能性も有りうる。
 法律に関わる職業の人々も、個人としての生活を抱えているし、
犯罪を犯すことが無いともいえないのだ。
 けれども、どんな犯罪も結局は法の下で裁かれるのである。
 ・・・そんなことを感じさせられる作品集である。

 特に興味深かったのは、遺産目当ての息子たちが父親だけでなく、
過去の不正に関わった復讐にあうという内容の『臨終結婚』。
 法律への無知から、苦難にあった女性が、法律を駆使する復讐を
果たすというのが小気味よいと共に、怖さを感じさせられる話だった。

 また、少年事件を巡る温情的な判決と思われそうな判決の裏に、
裁判官への脅迫が隠れていた『審判は終わっていない』などや、
ミスジャッジの問題を扱った『白と黒の殺人』などは、
現代の裁判制度の問題点を感じさせられた作品で謎解きも良く、
女の怖さを感じさせられる『閑古鳥(かっこう)のたくらみ』
も、意外な真実がなかなか面白かった。


法廷戦術


スポンサーサイト

テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ミステリ 姉小路祐

EDIT  |  16:44 |  なかなか良いと思った本(☆4つ)  | TB(0)  | CM(0) | Top↑

コメントを投稿する

URL
COMMENT
PASS  編集・削除に必要
SECRET  管理者だけにコメントを表示
 

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック

 | HOME | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。