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2008.06.15 (Sun)

『香菜里屋(かなりや)を知っていますか』

[著者]北森鴻
[出版社]講談社
[初版発行]2007年11月22日

[感想等]
 ビアバー「香菜里屋」のマスター・工藤哲也が店に訪れる常連客の
様々な事件や謎をさりげなく解いていく、連作短編集の完結編。
 工藤の過去などが次第に判ってきて、今までの連作の登場人物や
北森鴻作品ではお馴染みの登場人物達が登場する短編、
『ラストマティーニ』、『プレジール』、『背表紙の友』、
『終幕の風景』、『香菜里屋を知っていますか』の5編を収録。

 今までの登場人物達が、結婚や転勤などで、次第に
ビアバー「香菜里屋」から離れて行ってしまうのと並行して、
マスター・工藤の古くからの友人でバー「香月」のマスター
香月圭吾(かづき けいご)の口から、次第に工藤の過去が
明らかになって行き、ラストの別れへと進んでいくという、
ビアバー「香菜里屋」ファンにはかなり寂しい作品集である。

 もちろん、工藤の深い洞察力や優しい心遣いを感じるような、
心にしみる作品ばかりであるし、今までの作品に出てこなかった、
工藤の過去に何があったのか、どうして「香菜里屋」を始めたのか
という疑問の答えも、以前『花の下にて春死なむ』を読んで感じた
彼の人間性を損なうものでなく、ほっとした。

 そして、ラストの書き下ろし『香菜里屋を知っていますか』に
もしかしたら、また、工藤哲也に会えるかもしれない、という
かすかな期待を抱かされたのも、悪くなかった。


香菜里屋を知っていますか


<My Blog関連記事>『螢坂』

  
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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ミステリ 北森鴻

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