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2008.11.01 (Sat)

『ぶらんでぃっしゅ?』

[著者]清涼院流水
[出版社]幻冬舎
[初版発行]2005年11月10日

[感想等]
 「ぼく」は気が付いた時、母のお腹の中にいる胎児だった。
 そして、生まれた「ぼく」は「常盤ナイト」という自分を
第三者的に見つめながら、言葉遊びと共に成長していく。
 「ぶらんでぃっしゅ」という、母のお腹で聞いた言葉にこだわり、
別れの予感を感じるという不思議な能力に目覚めながら・・・。
 
 生まれた赤ん坊を自分と認識したものの、自分では何も出来ず
自分はいったい、何なのだろうか、前世の記憶だろうか?と思う、
赤ん坊の意識や成長を描いた第一章がとても面白く、
「ぶらんでぃっしゅ」という謎の言葉も気になり、
最初から引き込まれてしまった。

 常盤ナイトが言葉遊びにこだわりながら成長していき、
小学校のクラスメートの今田善(いまだぜん)や
小・中の先輩の荒出純(あらいでじゅん)、
天才の谷茂海馬(たにしげかいば)など、
言葉に興味を感じる友人達との交わりを深めながら、
彼らの人生も変えていき、恋人・観月花音(みずきかのん)や
妻・常磐いつかに出会うドラマとしてもとても面白かった。
 
 ただし、ネタばれになってしまうが、
「ぶらんでぃっしゅ」という言葉の由来は、
連続強盗殺人犯“ブラン・ディッシャー”ではないかというのは
途中で判ってしまうので、
20歳の誕生会の「ぶらんでぃっしゅ」に関する言葉遊び大会は、
少々退屈でしつこく感じられてしまったのが、残念である。

 だが、「ぼく」が何故、客観的に「常盤ナイト」という
自分を見つめているのか、別れを予感したのは何故かというのが、
判るラストがなかなか凝っているので、言葉遊びが苦手な向きは、
言葉のトーナメント大会などの部分は軽く流してしまっても、
最後まで読んでみることをオススメしたい。


ぶらんでぃっしゅ?


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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ミステリ 清涼院流水

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