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2008.12.06 (Sat)

『犬は勘定に入れません あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎』

[著者]コニー・ウィリス
[訳者]大森望
[出版社]早川書房
[初版発行]2004年4月15日

[感想等]
 西暦2057年。過去へのタイムトラベルは実現していたが、
航時システム(ネットと呼ばれる据え置き型タイムマシン)は
歴史研究のために使われていた。
 1940年の第二次大戦中のロンドン大空襲で焼失した
コヴェントリー大聖堂の再建計画に関わっている主人公の
オックスフォード大学史学部学生ネッド・ヘンリーは
再建計画の有力者であるレイディ・シュラプネルの命令で
紛失した「主教の鳥株」というビクトリア朝の花瓶を探す
タイムトラベルを繰り返していた。
 しかし、過労とタイムラグで、混乱しダウンしてしまい、
ダンワージー教授の計らいで、19世紀ヴィクトリア朝の
ボート旅での簡単な任務に送りこまれるのだが・・・・。

 最初のうちは、第二次大戦中のロンドン大空襲での花瓶探しが、
19世紀ヴィクトリア朝でのボートの旅へと変わるので、
時間旅行ボケのヘンリー同様、ストーリーの展開が読めないし、
訳が判らない状態であった。
 が、ヴィクトリア朝での事件が進むにつれ、花瓶探しとの
関連が見えてくると、次第に面白くなって、最後まで楽しめた。

 タイトルの「犬は・・・」はジェローム・K・ジェロームの作品
『ボートの三人男』の副題であり、奇人たちが騒動を起こす、
ユーモラスでノンビリとした雰囲気がこの作品にも生かされている。
 自分が歴史をうっかり変えたらしいことを知り、慣れない時代で、
必死になって修正しようとする四苦八苦するヘンリーの行動も面白く、
彼に協力する女性・ヴァリティもなかなか好キャラクターである。
 そして、全ての時間の齟齬か解決した、ほのぼのとしたラストに
ほっとさせられる。

 なお、猫が絶滅している2057年という設定にビックリするが、
19世紀の場面で登場する猫が可愛いので、猫好きにお勧めできそう。
 もちろん、登場するブルドック犬・シリルも充分楽しませてくれる。


犬は勘定に入れません あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎

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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 歴史 SF コニー・ウィリス

EDIT  |  10:02 |  なかなか良いと思った本(☆4つ)  | TB(0)  | CM(2) | Top↑

今日 本屋さんを覗いてきました^^
本の厚さに(推定10センチ)びっくり!
チョッと 購買欲 失いかけました^^;
チラッと立ち読みじゃ~わかるはずもなく 購入決定^^
ただし 読み終わるのは 9連休のお正月休み後かと(;´▽`A``
また 感想 報告しますね^^
なっち♪ |  2008年12月08日(月) 00:37 | URL 【コメント編集】

★Re: タイトルなし

なっち♪ さん>
コメントありがとうございました。
単行本は買うと高いですよね。
お気に召す本だと良いですが、どうでしょうか?
感想聞かせてくださいね!
bookrack |  2008年12月13日(土) 21:34 | URL 【コメント編集】

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