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2009.02.07 (Sat)

『いのちのパレード』

[著者]恩田陸
[出版社]実業之日本社
[初版発行]2007年12月25日

[感想等]
 異色作家短編集をオマージュした、ホラー、SF、ミステリ、
ファンタジーなどの不思議な短編15編を集めた作品集。

 不思議さと不気味さが混ざったような作品が多く、
オチも唐突だったり、曖昧だったりと、理解しきれない部分が
あったりもするのだが、ちょっと変わっていて面白くもあった。

 中でも心に残った作品は、『かたつむり注意報』、
『あなたの善良なる教え子より』、『SUGOROKU』の3作品。

 『かたつむり注意報』は巨大なかたつむりが歩き回る村という
設定が不気味といえは不気味だが、歩いた跡がキラキラ輝く
光景を思い浮かべ、綺麗で幻想的な雰囲気を感じさせられる、
とても不思議な作品であった。

 『あなたの善良なる教え子より』は、犯罪を犯した教え子からの
手紙の文章という設定の作品なのだが、こんな風な手紙を
受け取った教師はどんな風に感じるのだろうかと思わせる作品。
 手紙に綴られた様々な犯罪の内容以上に、手紙を書いた男の
精神の異常さと、誤った道徳を信じることになった子供時代に
怖さが、穏やかそうな文章から伝わってくるのがさらに怖い。

 『SUGOROKU』は一定の年になると少女たちが集められ、
毎日巫女のお告げで出た数で部屋を動いて進んで、
上がりの部屋に向かっていくという不思議な風習の話。
 上がりの先に待っているのは、幸せで早く上がりたいと
思っていた主人公が、上がった姉は戻ってこなかったと
教える少女に出会う。
 本当はなかなか上がれないことが幸運なのか・・・?
 ネタばれになるが、真実が判らない幕切れが気にかかったが
スリリングで面白かった。
 

いのちのパレード


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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ミステリ ホラー ファンタジー SF 恩田陸

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