03月≪ 2017年04月 ≫05月

123456789101112131415161718192021222324252627282930
--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
EDIT  |  --:-- |  スポンサー広告  | Top↑
2009.03.15 (Sun)

『墨攻』

[著者]酒見賢一
[出版社]新潮社 新潮文庫
[初版発行]平成6年7月1日

[感想等]
 中国の戦国時代に存在した宗教集団・墨子教団。
 非攻の哲学を説き、侵略されんとする国々を救援する
教団の俊英、革離が小国・梁の防衛に派遣された。
 迫り来る敵・趙の軍勢は2万。数千の手勢で城を
守ろうとする、革離の活躍を描く。

 実際には「墨家」という宗教集団に関しては、
文献上では防御法などしか伝わっていないそうで、
著者の想像力による部分もかなりあるそうだが、
現実にあった出来事を描いたのではと思わせるような、
迫力を感じさせる作品である。

 何よりも、たった独りで趙の大軍に対抗する、
革離の奮闘振りや作戦がとても凝っていて面白く、
大軍の攻撃をしのぐ戦いぶりは、爽快である。
 「非攻」「兼愛」の精神の実現のために、
小国を助けるという大儀ある傭兵集団内でも、
人間関係や、路線の対立があるという、
皮肉な部分なども描かれているのも良く、
意外な幕切れまで一気に読んでしまい、楽しめた。

 なお、この作品を元にした漫画や映画も
作られているとのことで、それらは未見であるが、
原作通りなら、かなり面白い作品になっていそうである。


墨攻

スポンサーサイト

テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 歴史 酒見賢一

EDIT  |  00:02 |  なかなか良いと思った本(☆4つ)  | TB(0)  | CM(0) | Top↑

コメントを投稿する

URL
COMMENT
PASS  編集・削除に必要
SECRET  管理者だけにコメントを表示
 

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック

 | HOME | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。