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2010.01.23 (Sat)

『時の娘 ロマンティック時間SF傑作選』

[著者]ジャック・フィニイ ロバート・F・ヤング 他
[訳者]中村融 他
[出版社]東京創元社 創元SF文庫
[初版発行]2009年10月16日

[感想等]
 心温まる恋の物語から作品の仕掛けに技巧を凝らした傑作まで、
ロマンティックなタイム・トラベルSF9編を収録。
本邦初訳作3編を含む作品集である。

 表題作『時の娘』(チャールズ・L・ハーネス)には、
同じ翻訳題名の推理小説の傑作があるが、この作品は、
タイムパラドックスを扱った作品で、登場する母と娘の関係は
最初は謎めいているものの、途中でオチが見えてしまうのが、
少々残念だが、まずまず良く出来ている。

 個人的には『台詞(せりふ)指導』(ジャック・フィニイ)の、
映画関係者達が撮っている1920年代を舞台にした映画の
衣装を来て、その時代の古いバスに乗っているうちに、
過去の時間へ入り込んでしまうというタイムトラベルが、
著者の『ふりだしにもどる』という作品を思い出させる作品で、
恋を知らない若い女性が、過去の出来事から理解する点や
ノスタルジックな雰囲気が良かった。

 その他の作品では、ロマンスという点では、
『チャリティのことづて』(ウィリアム・M・リー)に描かれた
時代を隔てた少年少女の不思議な感応による出会いやその結末が
初恋のような懐かしさを感じさせて良かったし、
『時が新しかったころ』(ロバート・F・ヤング)の、
時間旅行者が恐竜時代で出会った火星人姉弟の子供達と、
意外な再会を果たすハッピーエンドが好きだ。

 また、『出会いのとき巡りきて』(C・L・ムーア)の
雄大な時間を越えた恋もSFらしく良かった。



時の娘 ロマンティック時間SF傑作選



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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 歴史 ファンタジー SF

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