09月≪ 2017年10月 ≫11月

12345678910111213141516171819202122232425262728293031
--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
EDIT  |  --:-- |  スポンサー広告  | Top↑
2010.03.20 (Sat)

『シャーロック・ホームズ最後の解決』

[著者]マイケル・シェイボン
[訳者]黒原敏行
[出版社]新潮社 新潮文庫
[初版発行]平成22年2月1日

[感想等]
 1944年、英国南部の片田舎で司祭に引き取られたのは、
ドイツから来た、声を失ったユダヤ人の9歳の少年だった。 
 少年が連れてきた不思議な数列をドイツ語で話すオウムが
いなくなり、司祭の営む下宿屋の下宿人が殺される。
 警察は、養蜂家の老人にこの事件を持ち込み・・・・。

 作中では「老人」としか表記されないが、彼は89歳で、
養蜂をしながら余生を送っているホームズである。
 彼のそばにワトソンはいないし、警察にも、奇妙な老人だと
しか思われていないような、あまりに老いて偏屈な彼の様子
には、ちょっとがっかりさせられた。
 少年とのちょっとした関わりから、殺人事件よりも
オウム探しをしようと事件の謎解きに乗り出すホームズに、
若き日の面影を少し見つけられたが・・・。

 残念ながら、オウムが暗号のようなものを話す謎や、
ナチスドイツやユダヤ人の問題などが関わっているなど、
事件としては、なかなか面白そうな題材を扱っているのに、
ミステリとしては、いまひとつ意外性がなく、解決も
中途半端なような気がしてならなかった。
 その一方で、オウムの視点からの表現などは面白く、
文学としては奥深さを感じさせる作品である。



シャーロック・ホームズ最後の解決



スポンサーサイト

テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ミステリ シャーロック・ホームズ マイケル・シェイボン

EDIT  |  22:03 |  まあ面白いと思った本(☆3つ)  | TB(0)  | CM(0) | Top↑

コメントを投稿する

URL
COMMENT
PASS  編集・削除に必要
SECRET  管理者だけにコメントを表示
 

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック

 | HOME | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。