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2010.11.23 (Tue)

『真相 “切り裂きジャック”は誰なのか?』(上・下)

[著者]パトリシア・コーンウェル
[訳者]相原真理子
[出版社]講談社 講談社文庫
[初版発行]2005年6月15日

[感想等]
 「検視官」シリーズのパトリシア・コーンウェルが、
ビクトリア朝末期の猟奇殺人犯である「切り裂きジャック」の
真犯人を名指し、科学捜査と膨大な資料の分析によって、
立証しようとしたものである。

 今まで、何作か「切り裂きジャック」の正体を推理する
著作を読んできたが、今回のこの作品は、それらとかなり違って
いきなり犯人と著者が確信している人物についての紹介が始まるのに、
とにかく戸惑い、驚いた。
 
 (著者の確信する犯人について、ネタばれがあるので、
知りたくない方は、以下は読まないほうが良いと思います。)


 私はその犯人とされる人物・ヴィクトリア朝の画家である、
シッカートという人物を知らなかった。
 だから、コーンウェルの筆による生い立ちや人物像でしか、
彼については判断できないが、彼女の分析している人物像は、
かなり「切り裂きジャック」の正体に近いように感じた。

 コーンウェルは彼の絵画を収集して絵の具を分析したり、
また彼が出したと推定される手紙の紙質をジャックの手紙と
比べたり、指紋やDNA鑑定といったような科学調査に
多額の費用を使って、立証を試みたらしい。

 が、結局は、時間の壁が立ちふさがってしまい、
分析結果もはっきりとした証拠には成っていないようだし、
当然だが、亡くなっている犯人の自供を引き出すことは
出来ないので、正解がどうかは判らないのである。

 だが、あまり今まで他の人が指摘していない人物を
犯人として指摘したことや、その人物の伝記以上に
内面や人物像を分析した部分などは、興味深いし、
ビクトリア朝末期の犯罪や警察の様子なども良く判り、
なかなか面白かったと思う。



真相 “切り裂きジャック”は誰なのか?(上)真相 “切り裂きジャック”は誰なのか?(下)





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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ミステリ パトリシア・コーンウェル

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