08月≪ 2017年09月 ≫10月

123456789101112131415161718192021222324252627282930
--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
EDIT  |  --:-- |  スポンサー広告  | Top↑
2011.02.06 (Sun)

『貴船菊の白』

[著者]柴田よしき
[出版社]祥伝社 祥伝社文庫
[初版発行]平成21年6月20日

[感想等]
 刑事になって初めての事件で訪れた京都の高雄の神護寺。
 そこの美しい紅葉の話をしたため、一緒に行きたがっていた
妻を亡くし、刑事をやめた男はその寺を15年ぶりに訪れた。
 実はそこは、犯人が自殺した苦い思い出のある場所だったのだが、
元刑事は、花を手向けるその犯人の妻に出会ってしまい、
事件の真相を知らされる・・・という表題作『貴船菊の白』など、
京都を舞台とした7つのミステリ短編を収録している。

 京都を舞台として、京都の四季や風物を背景に、
様々な出来事が起こるミステリで、どの作品も読みやすく、
人間心理・・・特に女性の心理などが、興味深く描かれている。
 表題作に出てくる女性や、その他の作品に登場する、
女性達の動向や心理は実際にありえそうで、怖くさえ感じた。
 
 その中で特に、京都の家での嫁と姑の確執を描いた
『銀の孔雀』は、なんとも嫌な味わいの展開であったが、
主人公の追われた嫁のささやかないたずらで終わる点が
ちょっと、ほっとさせられ、救いを感じさせられた。

 また、恋人に裏切られ、発作的に長距離バスに乗り、
年末の京都へ旅立った女性が出会った親切な男性の仕事と、
手に入れた幸せを描いた作品『一夜飾りの町』は、
後味が良く、ほっとする作品で、一番気に入った。



貴船菊の白


スポンサーサイト

テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ミステリ

EDIT  |  00:11 |  なかなか良いと思った本(☆4つ)  | TB(0)  | CM(0) | Top↑

コメントを投稿する

URL
COMMENT
PASS  編集・削除に必要
SECRET  管理者だけにコメントを表示
 

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック

 | HOME | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。