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2011.06.19 (Sun)

『SOSの猿』

[著者]伊坂幸太郎
[出版社]中央公論新社
[初版発行]2009年11月25日

[感想等]
 エクソシストが副業の家電量販店店員・遠藤二郎は、
知り合いの引きこもりの青年・辺見眞人の悪魔祓いを頼まれる。
 証券システム会社の調査員・五十嵐真は、300億円の損失を
出してしまった株誤発注事故の原因を調査している。
 この2つの出来事に、西遊記の斉天大聖・孫悟空が絡み、
ある全く別の出来事を解決していくことに・・・。

 引きこもり、コンピュータ社会への警告、子供の虐待など、
重たいテーマが含まれている作品なのだが、孫悟空などが登場し、
二人の主人公の話が交互に進むし、散漫で混乱させられる。

 子供の虐待が出来事に絡んでいるらしいことは、
途中でなんとなく判ってしまうのは仕方ないとしても、
オチの真相暴露にはちょっとガッカリさせられた。

 多分、それも作者の狙いなのだろう。でも、孫悟空などを
登場させずに、もっと現実的な視点で、単に二人の主人公の
関わっている事件が別の事件の解決にも結びつくという、
単純な構成の話でも、充分面白く出来たのではないだろうか。



SOSの猿




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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ミステリ 伊坂幸太郎

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