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2011.07.03 (Sun)

『英雄の書』(上・下)

[著者]宮部みゆき
[出版社]毎日新聞社
[初版発行]2009年2月15日

[感想等]
 クラスメートを殺傷し、姿を消すという事件を
中学二年生の兄・大樹が起こしたことを知った
小学五年生・森崎友理子。
 兄の部屋に残された赤い古い本に導かれ、友理子は
世捨て人だった亡き大叔父の残した別荘の図書室の
古い書物たちに出会い、
“英雄”に魅入られてしまった兄を探す旅へと
ユーリとなって旅立つことになる。

 すべての物語が生まれ、回帰してゆく「無名の地」
と呼ばれる場所や、物語世界と人間世界の関係、
現実の少年犯罪やイジメなどの問題のある現実社会の
出来事など、色々興味深い設定のあるファンタジーである。
 また、“英雄”は人を魅了し、時としては正であり、
時としては悪にもなる、と言う解釈も面白いと感じた。

 が、ファンタジーの世界とはいえ、主役の友理子は
小学生にしては、少々難解な事象を理解しすぎて、
大人すぎる気がしたのが、かなり気になった。

 また、ネタばれになるかもしれないが、
兄の犯罪の原因である、現実のイジメや様々な問題が
社会的・法律的に解明されることがきちんとなされず、
ファンタジー世界を知った友理子が残され、
家族などと兄の苦しさを理解して終わるだけなのかと
思わせる終わり方が、あまり良いとは思えなかった。




英雄の書(上)
英雄の書(下)


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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ファンタジー 宮部みゆき

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