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2011.10.08 (Sat)

『幻香(げんか)』

[著者]内田康夫
[出版社]角川書店
[初版発行]平成19年7月31日

[感想等]
 浅見光彦に届けられた見知らぬ女性からの芳香のする手紙。
 その文面に従い、栃木市の幸来橋に向かった彼は、
新進気鋭の調香師・戸村浩二が殺された事件に巻き込まれる。
 戸村の死、差出人の女性・国井由香との関わりから、
見えてきた10年前の天才調香師・国井和男の殺害事件。
 現在と過去の香水を巡る事件の真相に浅見光彦が迫る。

 過去の事件への後悔を抱いて、手紙に従った浅見光彦が、
事件に巻き込まれ、関わりがあるかどうかも判らなかった
過去の事件を掘り起こし、現在の事件と共に謎を解くという、
いつもながらの展開であるが、光彦が3人もの美女に
出会うという点や、華やかな香水が絡む事件という点は、
ちょっと珍しさもあるかもしれない。
 
 警察が見つけられなかったものを割と簡単に見つけて、
謎を解明する光彦の姿は、上手く出来過ぎの感もあるが、
あまり社会批判も多くなく、将来への希望のあるような解決で、
まずまずの終わり方だと思った。

 また、作中に出てくる香水は、実際にあったらステキだと
思ったし、光彦イメージの香水など、ファンは欲しいのでは?

 なお、この作品は、浅見光彦倶楽部の会員紙「浅見ジャーナル」にて、
読者とのリレー小説として書かれた『例幣使(れいへいし)街道殺人事件』
が原型としていて、雑誌「野生時代」に転載する際に書き改め
『フローラの函(はこ)』とした作品を、さらに改稿した作品とのこと。
 2作品のどちらも読んでいないので、どう変化したかは判らないが、
読者との合作から発展した作品が一億冊著作記念作品となっているのは
悪くない趣向かもしれない。



幻香




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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ミステリ 内田康夫

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