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2012.01.21 (Sat)

『マボロシの鳥』

[著者]太田光
[出版社]新潮社
[初版発行]2010年10月29日

[感想等]
 鳥を失い落ちぶれた舞台芸人のストーリー
『マボロシの鳥』を含む9編を収録した短編集。

 爆笑問題の太田光の作品ということで、
辛辣な作品が多いのではないかと思ったが、
優しさや悲しさを感じるような作品が多く、
少し驚いた。

 特に巻頭の『荊の姫』などは、メルヘン風で、
タイトルだけでなく内容もグリム童話の一編
ではないかと思わせる作品で、ラストなども、
ちょっとステキだなと思った。

 表題作『マボロシの鳥』は奇跡の芸として、
素晴らしい鳥を見せる芸人が、鳥を失い、
仕事も失い、転落していく姿の哀れさと、
思いかげずに鳥を手にして、指導者として
人々を幸福に導くことが出来た男との対比を描き、
なかなか面白かった。けれども、ラストには、
ちょっと期待ハズレを感じた。

 またSF風の『タイムカプセル』は、
設定に著者らしい皮肉さを感じさせるように思ったが、
それが嫌味ではなく悪くはなかった。

 ただし、時事ネタっぽいワードを散りばめ、
落語っぽい口調の『人類諸君!』は、ギャグも
ストーリー的にもいまひとつな感じがして、
ちょっと残念に思えた。




マボロシの鳥



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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ファンタジー SF 太田光

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