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2012.03.24 (Sat)

『邪宗門の惨劇』

[著者]吉村達也
[出版社]角川書店 角川文庫
[初版発行]平成5年12月10日

[感想等]
 北原白秋の残酷な童謡『金魚』の書かれた
中学時代の同級生だった女性からの招待状に
興味を感じた推理小説作家・朝比奈耕作は、
東京渋谷区の高級住宅地松涛に建つ洋館を訪れた。
 そこで待っていたのは、招待状の主とは別の
2人の女性と死体で、彼女らと朝比奈は、
蝋燭に連なる館の中に閉じ込められてしまう。
 ワーグナーの歌劇が鳴り響き、金切り声で
白秋の詩が朗読される中、蝋燭が消えていき・・・。

 不気味な詩の朗読やワーグナーの流れる
蝋燭だけの明かりの洋館に閉じ込められ、
死体まで見つけてしまうという異常な体験で、
主人公・朝比奈や2人の美女が
段々心理的に追い詰められていく怖さと、
過去の陰惨なイジメという事件の回想とが、
かなり深刻なストーリーなのだが、読みやすいので
あっという間にラストまでたどり着いてしまった。

 ラストに判る真実は辛さを感じさせるが、
白秋の童話の怖さを上手く利用している点や、
館に閉じ込められた理由の意外さなどが、
興味深い作品であった。

 



『邪宗門の惨劇』(amazon.co.jp)






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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ミステリ 吉村達也

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